説明会を探す

エリアやキーワードから説明会を検索できます。

開催日程から探す

都道府県や開催月から説明会を絞り込めます。

📋
事業の概要
📖
説明会内容
📅
開催日程
📍
エリア別

労基法改正に対応する就業規則の改定モデル

労働基準法や労働安全衛生法の改正により、企業には時間外労働の上限、割増賃金、年次有給休暇の取得、労働時間の把握などを就業規則へ反映することが求められています。法令を確認せずに古い規定を使い続けると、実際の勤務管理と規則の内容が食い違い、未払い残業代や行政指導につながる可能性があります。 Matisprojects.com.

就業規則の改定では、単に条文を書き換えるだけでは足りません。勤務区分、賃金計算、休暇申請、管理職の運用、労使協定との関係まで確認し、従業員が読んで実際の手続きを理解できる形に整えることが重要です。ここでは、労基法改正に伴う就業規則の改定モデルを、実務で確認すべき順序に沿って整理します。

改定前に確認する法令と社内規程

最初に、現行の就業規則、賃金規程、育児介護休業規程、勤務時間に関する細則を集めます。就業規則本則には「始業・終業時刻」「休憩」「休日」「休暇」「賃金」「退職」などが定められていても、割増賃金の計算方法や固定残業代の詳細が賃金規程に分かれていることがあります。関連規程を切り離して確認すると、改定漏れが生じやすくなります。

次に、労働者の区分ごとの勤務実態を確認します。正社員、契約社員、パートタイマー、管理監督者、裁量労働制の対象者などで、適用される規定や時間管理の方法が異なるためです。労働時間の記録と給与明細を照合し、就業規則に書かれている制度が現場でどのように運用されているかを把握します。

法改正の理解に加え、勤務間インターバル制度の考え方を整理する際は、制度の効果を扱った勤務間インターバルの解説も参考になります。義務化されていない制度であっても、健康確保や過重労働防止の観点から、自社の就業規則へ導入するか検討する価値があります。

時間外労働の上限を規定へ反映する

時間外労働を命じる場合、原則として労働基準法第36条に基づく協定、いわゆる36協定が必要です。就業規則には、業務上必要な場合に時間外勤務や休日勤務を命じることがある旨を定められますが、その条文だけで無制限の残業が認められるわけではありません。36協定の届出内容と、法定の上限を守る運用が必要です。

時間外労働の上限は、原則として月45時間、年360時間です。臨時的な特別の事情がある場合に限り特別条項を設けられますが、年720時間以内、時間外労働と休日労働の合計について月100時間未満、複数月平均80時間以内、月45時間を超えられる回数は年6回以内という制限があります。就業規則の「業務の都合による残業」という表現は、これらの上限を無視して命令できるように読めないよう修正します。

改定モデルでは、たとえば「会社は、業務上必要がある場合、所定労働時間を超えて勤務を命じることがある。ただし、法令および労使協定に定める範囲内とする」と記載します。さらに、特別条項を使う場合の事由を具体化し、単なる「繁忙期」ではなく、納期の集中、重大な機械トラブル、予算・決算業務など、臨時性を説明できる内容にします。

割増賃金と固定残業代を見直す

時間外労働、深夜労働、法定休日労働には、それぞれ異なる割増率が適用されます。通常の時間外労働は25%以上、深夜労働は25%以上、法定休日労働は35%以上の割増が基本です。月60時間を超える時間外労働については、現在は中小企業にも50%以上の割増率が適用されるため、賃金規程と給与計算システムを同時に点検しなければなりません。

就業規則には、割増賃金の算定基礎、計算期間、支払日、端数処理の方法を明確にします。固定残業代を採用している場合は、何時間分の時間外労働に相当するのか、その金額はいくらか、実際の時間外労働が設定時間を超えたときに差額を追加支給することを明記します。固定残業代を支払っていることだけを理由に、上限を超える残業や追加支給を認めない運用はできません。

賃金制度を点検する際は、給与明細、勤怠データ、規程の三つが一致しているかを確認します。公的制度の支払い設計を比較する資料として海外の支払い制度を読む場合も、国内の割増賃金制度とは目的と法的根拠が異なる点に注意が必要です。外国制度は参考情報にとどめ、自社の規定は日本の労働法令に基づいて設計します。

年次有給休暇の取得を制度化する

年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者について、使用者には毎年5日を取得させる義務があります。労働者が自ら取得を申し出る場合や、計画年休によって取得した場合も、取得日数の管理対象になります。半日単位の休暇は一定の条件で5日へ算入できますが、時間単位年休はこの義務の対象となる取得日数には通常算入されません。

就業規則には、年次有給休暇の付与日、請求方法、時季変更権、半日単位や時間単位での取得可否を記載します。会社が時季を指定する場合は、労働者の意見を聴き、希望をできる限り尊重する手続きも定めます。取得状況を管理するため、労働者ごとの年休管理簿を作成し、付与日と取得日を保存します。

改定時には、繁忙期を理由に年休申請を一律に拒否する規定がないか確認します。業務への影響が大きい場合に時季変更権を行使できるとしても、代替日を示さずに取得を妨げる運用は適切ではありません。年休取得を促す通知方法や、管理職が申請を抑制しないための社内周知も、規則改定と合わせて整備します。

労働時間の把握と安全衛生を結び付ける

労働時間は、始業・終業の自己申告だけに頼らず、タイムカード、パソコンの使用記録、入退館記録などを用いて客観的に把握することが基本です。就業規則には、従業員が正確に打刻する義務、記録の修正手続き、直行直帰やテレワーク時の申告方法を定めます。実際には勤務しているのに、上司の指示で打刻しないといった慣行を残さないことが重要です。

長時間労働者への医師による面接指導や、健康診断、ストレスチェックなどの安全衛生制度も、労働時間管理と連動させます。規則には、健康確保のため会社が勤務変更、医師面談、就業上の措置を行う場合があることを記載できます。管理監督者についても、労働時間規制の一部が異なるだけで、健康管理まで不要になるわけではありません。

勤務間の休息時間を確保する制度を導入する場合は、終業時刻から次の始業時刻まで一定時間を空けること、確保できない場合の代替措置、例外を認める条件を定めます。安全配慮義務を就業規則上の抽象的な宣言で終わらせず、勤怠データを誰が確認し、どの基準で是正するかまで社内手順に落とし込むと運用しやすくなります。

業種別の特例と勤務制度を調整する

建設業、自動車運転者、医師などには、一般的な上限規制と異なる適用時期や特例があります。該当する事業場では、職種別の勤務時間、休日労働、拘束時間、休息期間を整理し、全従業員に同じ条文を適用しないようにします。特例があるからといって長時間労働が自由になるわけではなく、健康確保措置や改善基準を含めて管理する必要があります。

変形労働時間制、フレックスタイム制、テレワーク、シフト勤務を採用している会社では、制度ごとの要件を就業規則に明示します。変形労働時間制なら対象期間、各日の労働時間、勤務表の作成時期を示し、フレックスタイム制なら清算期間、総労働時間、コアタイムの有無を定めます。勤務表の事後変更や、実際の勤務と異なる予定表の作成は避けなければなりません。

社内規程の文言を見直す際は、法令情報だけでなく、改正対応の案内サイトで公開されている説明会やオンライン資料も活用できます。厚生労働省の委託による説明セミナーでは、時間外労働の上限や割増賃金などを実務向けに確認できるため、規則担当者と現場管理者が共通理解を持つ機会になります。

改定手続きと従業員への周知を進める

常時10人以上の労働者を使用する事業場では、就業規則を変更したときも、過半数労働組合または労働者の過半数を代表する者の意見を聴き、所轄労働基準監督署へ届け出ます。意見書は同意書とは異なりますが、反対意見が出た場合も内容を確認し、規則の趣旨や法的根拠を説明します。過半数代表者の選出を会社が一方的に指名することは避け、適正な手続きを取ります。

変更後の就業規則は、掲示、書面交付、社内イントラネットなど、労働者がいつでも確認できる方法で周知します。給与計算担当者には割増率や固定残業代の変更を、管理職には残業命令と年休取得の扱いを、従業員には申請方法と勤務記録のルールを説明します。規則を配布するだけでは、周知義務を果たしたとしても実務上の誤解が残ることがあります。

施行後は、毎月の残業時間、月60時間超の有無、年休5日未達者、休日労働の発生状況を確認します。規定と運用にずれがあれば、条文だけでなく人員配置や承認フローも修正します。未払い賃金の確認手順を整える際は、不払い賃金の点検手順も参照し、勤怠記録と賃金台帳を保存しながら、継続的に就業環境を見直します。

明るい会議室の様子。白い壁と大きな窓から自然光が差し込む清潔感のある空間に、テーブルと椅子が整然と並び、資料が配布されている。全体的に明るく落ち着いた雰囲気の写真。

新着情報

2022/11/11
2023年1月開催の説明会情報を更新しました
2022/11/11
12月開催の説明会情報を更新しました
2022/11/11
11月開催の説明会情報を更新しました
2022/08/12
8月開催の説明会情報を更新しました
1 2 3 ›

説明会資料

対面開催の場合、資料は当日、会場にて配布致します。

オンライン開催の場合、対象の説明会の資料欄よりダウンロードしてください。

新着登録された説明会は背景色をピンクで表示しています。

終了した説明会は背景色をグレーで表示しています。

📋

説明会に参加する

各エリアの開催日程を確認し、お近くの説明会にお申し込みください。

開催日程を見る
✉

最新情報を受け取る

説明会の最新情報や更新をお見逃しなく。新着情報を随時更新しています。

新着情報を見る